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こちらはROYALCOPENHAGENロイヤルコペンハーゲン アーノルドクロー作 クラブボウル(シリアルナンバー:3131)です。
アールヌーヴォー期の昆虫や甲殻類をモチーフにした蟹やロブスターのお皿は、ロイヤルコペンハーゲンの中でも傑作とされ、今でも根強い人気があるにもかかわらず、現在は廃盤品で入手困難のお品です。

サイズ:16cm×16.5cm
※素人検品ですので、多少のサイズ誤差はご容赦下さい。



一番最初に原型が作られたのは1894年のことです。1885年アート・ディレクターとして迎え入れらた建築家アーノルド・クローによって制作されました。
彼が活躍した十九世紀後半のヨーロッパでは、浮世絵の影響により『ジャポニズム』がブームとなり、印象派の画家たち同様、アーノルド・クローもジャポニズムに強い関心を示し、デザインにその構図を取り入れ、東洋の影響が強く感じられる独特のブルーの風合いが当時のヨーロッパの貴族の絶大な支持を得ました。
このプレートも全体に青を用いており、大きく迫り出したカニのデザインもその頃のデザインらしいといえます。日本ではなかなか目にする機会の無い貴重な作品です。

こちらのお品のバックスタンプにはDENMARK (写真7,8枚目)と入ってます。まだroyalcopenhagenのロゴが無かった頃の古いお品で100年前の1923年頃にデンマークで作られたものと思われます。(写真最後)
初期に作られたこのお品は16cm✕16cmの大きさが特徴で、1979年−1983年頃エリックニールセンにより復刻されたプレートは少し大きめの24cmで再販されました。(シリアルナンバー:2465)こちらの蟹皿も人気が高く現在廃盤となっております。


デザイン価値も高く、ジャポニズムの流れを汲むこちらの蟹皿は染付とも相性がよく、キャビネットで長期間飾り愛でて来ましたがたくさんのコレクションを少し整理しようと思い出品することに致しました。かけや貫入なども無くとても綺麗なコンディションかと思います。ただ自宅保管の中古品になりますのでご理解のある方、ヴィンテージがお好きな方の購入宜しくお願いします。

元箱などはありませんので、緩衝材で丁寧に梱包しての発送となります。